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中古の本・CD・DVD・ゲームには需要と供給から決まる買取相場があります。
レビューで評価の高い本だったとしても、買取相場が安い場合があります。
小説や漫画などのがアニメ化、ドラマ化、映画化してヒットすると原作の人気が上がることがあります。
このように別ジャンルにも展開されることをメディアミックスといいます。
メディアミックスでヒットすると原作の需要が大きくなって買取価格が大きく上昇することがあります。
その場合、買取業者も仕入れたら確実に売れるので高く買取ってくれます。
メディアミックス前は、せいぜい10円の相場だったとしても人気が出た後には10倍以上に値上がりすることもあります。
ヒットした商品は買取比較サーチで買取相場を調べておきましょう。
2013年はドラマ半沢直樹が大ヒットしました。
原作小説は元々評価が高かったのですが、発売後何年も経っていました。
そのため、ドラマが始まる前にはAmazonの中古品で1円(送料250円)で大量の在庫がありました。
このような状態では、買取業者も高く買取ってくれません。
しかしドラマのヒットによってたくさんの人が原作にも興味を持ったため、中古在庫が一掃されました。
ドラマが終わった後も人気が続き、その後も単行本の中古相場は高い状態でした。
オレたちバブル入行組 タイプ:単行本 ISBN:9784163236001 作者:池井戸 潤 発売元:文藝春秋 定価:1,800円 |
このグラフは原作小説のAmazonでの変動を表したものです。
Amashow(現:モノレート)というサイトのデータを使用しています。
一番上のオレンジのグラフは、原作小説の中古価格(最安値)の変動です。
縦軸が価格、横軸が時間の変化を表しています。
ドラマが始まる前は中古品の最安値は数円程度しかありませんでした。
2013/7/7の第一話放送日の前後より中古最安値が急騰していることがわかります。
線が途切れているところは中古品の在庫が切れていることを示しています。
中央のグラフは中古品の在庫量(出品数)を示しています。
縦軸が在庫数、横軸が時間の変化を表しています。
こちらは放送から少し経ってからランキングが上昇しています。
この理由は放送直後には新品も含めて売れる在庫が底をついていたためです。
入荷すれば売れたため、新品の供給体制が整った後は大きく販売ランキングを上げています。
発売から10年経過した小説がここまで売れるのは、原作小説の魅力もありますが、メディアミックスの力です。
もし本・CD・DVD・ゲームを売るなら、メディアミックスのヒットで人気が出ているときに売ると高く売れます。
ジャンルごとの買取相場の解説